ブックログ

最近暑いんだか寒いんだか全然わからない日が続いていますね。

服装ちょうどよくするの難しくてあきらめ始めた。

秋はいつやってくるのかな?今年のサンマは小ぶりで、さみしいのです。


はい、ブックログのコーナー。

まじで目立ったことしてないから本読みまくってる。秋じゃん。

でもリアル金なくて本が高い…oh と葛藤もしている。ので今回は新書にした。

宮口 幸治著 「ケーキの切れない非行少年たち」

先日お笑い芸人のカズレーサー氏が紹介していたので、購入。

かなりの衝撃作品でした。


まず、タイトル。ケーキ切れないってどういうこと?と思われるでしょう。

皆さんはお友達三人とホールケーキを分けっこするときは

メルセデスのマークにならって包丁を入れると思います。

ちょっと一つだけおおきくなっちゃたおwwwはあれど

まさかVWにしてみたり、トヨタにはならないはずですよね。

でも、犯罪を犯してしまうような「非行少年」たちは等分がわからない。

だから、ケーキが切れない。

著者は長年非行少年たちの精神面を面倒するようなお仕事につくなかで、

そういったテストを行っていたみたいです。

数人ではなく、ほとんどの子が切れないとのこと。

作中で「教育の敗北」と表現しておりました。

本当に、自分たちの当たり前が簡単に覆されて、

これを敗北といわず、なんと言うのか?といったレベルです。


近年、テレビや新聞で出てくるような凶悪犯罪。

「なんで、こんな凶悪な人間が、精神に病があることが発覚して、

 常人と同等に裁かれないんだ!おかしい!!」

と思ったこと、ありませんか?私は結構あります。

この 犯罪者⇒精神疾患者だった のロジックについては

全く逆であることが綴られています。個人的にハッとさせられました。

精神面でどこかおかしいところがあることが、

誰にも気が付かれずに成長し、犯罪を犯して初め精神疾患を疑われる。

精神疾患から、小学校の勉強の段階でついていけなくなる。

中学生なんて余計わからなくなる。

不登校、いわゆるグレた学生になる。

やってはいけないことの判断ができない。自分が人を殺した後のことが想像できない。

だから犯罪を犯す。


言われてみれば当たり前なのですが、

私ずっと逆に考えていたので、うわ、と声に出してしまうほど

衝撃的でした…。

もし、大人が気がついて彼らを特別養護の学校に連れていけたら、

しっかりとよりそっていたら?もしかしたらあの悲しい事件は起きなかったかもしれない。


現代教育はある程度理解していることを前提に進んでいきます。

ボーダーについていけなければ置いていかれるのが現実ですよね。

正に教育の敗北。うーん、言いえて妙。


最近の子供たちって「あ、むりだ!」「わかんない」

ってなったらすぐ逃げだして不登校になってしまうなんて言う話も聞きますよね。

もしかしたら先10年もしたら日本は犯罪大国になっているかもしれないよね。

インターネットで何でもわかる時代だからこそ

対面で教育していくことの重要性って理解させほうがいいんじゃないのかね。

お国のトップって割と高齢なかたが多いから、

自分のわからないことはやりたくない精神でまったく進化していけないんだよね。

ここら辺って闇が深すぎて言及したところで…なのでおわり。


せめて私は、進化を恐れずに取り入れていこうと思いました。

ここ最近で一番ヘビーな本だった。ぜひ、読んでね。


あとアマゾンのリンク踏んでもワシに一円も入らんから安心せい。



0コメント

  • 1000 / 1000